2022/3/14

他言語脳

第2回バーゼル国際声楽コンクールが終了いたしました。本年も昨年と同様、素晴らしいエントリー者に参加いただきました。特別審査員のDaniel Behleさんはじめ、各審査員による厳正なる審査によって入賞者が決定いたしました。
 
バーゼル国際声楽コンクールを体験することによって、欧州の文化であるオペラ、歌曲、オラトリオの歌い方、演奏向上のため、ご活用頂けることを願っております。
 
 
日本の声楽教育にとって、今転換期に入っていると確信しています。
意見交換ができる場としても、バーゼル国際声楽コンクールは先生方の意見を尊重しております。
 
 
全体を通して、欧州と日本の歌手の大きな違いは
第一に表現力、第二に発語の位置、第三にレパートリーの選び方が
重要になるでしょう。
 
 
日本語脳ではなく、(英語、ドイツ語、イタリア語でも) 他言語の脳で表現することが求められています。欧州の先生方からすると、ausdruckslos と書かれてしまいます。
 
レパートリーでは、falsche Repertoires, zu schwer,
声においては sehr eng, zu nasal
なぜそのように聴こえてしまうのか、大きな課題です。
 
バーゼル国際声楽コンクールを制作することに至った経緯等
今度お話しする機会があれば幸いです。
 
 
 
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