2022/12/25

ドイツ語を身近に

つい先日ピアニストの反田恭平さんが、海外留学についてインタビューで語っているのを拝見しました。ワールドカップでは本田圭佑さんのインタビューも大変納得するお話でした。
 
二人に共通しているのは、一度海外に出てみて日本を客観的に感じること、日本風から脱却することの難しさ・・・音楽、スポーツも一緒です。
 
Twitterで、ある音楽家が『ついに日本もピアノと器楽は世界に近くなった。』呟いていましたが、声楽は???悲しい気持ちになりました。
もちろん声楽家も国際的に活躍できるレベルまで近づいていること事実ですし、過去に偉大な日本の声楽家が功績を残したことは、海外で評価されています。但しアジア圏で見ると、圧倒的に韓国・中国の進出には敵いません。
 
欧州の音楽大学も韓国・中国人は多く見かけるものの、日本人が少ないです。
そこには気質も関係すると感じます。大陸系の中国人はドイツ人と話す際も声も大きく、物怖じせず、文法などあまり気にせず話します。しかし日本人の場合、真面目な気質が邪魔をして、話すことは、読む、聞く力に比べると努力が必要です。
欧州ではサロンコンサートは文化として根付いており、コンサートで演奏する際も、奏者がお客様と会話したりとてもリラックスしたムードで開催されます。伝わる演奏ができたとき、聴衆はとても正直です。まるで家族のように奏者と聴衆が一気に近くなり、またそこから新しい次のコンサートの依頼へと進んでいきます。
 
 
海外留学する際は、当然日本人のお友達がいると安心ですが、生きた言葉をアウトプットするにも、思い切って外国人と会話してみましょう。日本人の奥深さ、配慮の素晴らしさも
様々な国の方と話すと、更に気付かされます。また国籍も人種も関係なく、最終的には心で繋がること、親切な外国人に必ず助けらるでしょう。
 
 
 
 
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