2023/9/23

世界へ羽ばたく逸材

今日はカサロヴァ来日前に、受講生の楽譜をチェックしていた。
一人一人の楽譜を眺めている間、ふとある楽譜に目が留まった。
あぁ....きっと彼女は世界に出ていくだろう...予感がした。
あるマエストロの言葉で、準備に準備を重ねた人のみに神様が微笑む...
純粋に生まれる音を感じ、喜び、また新たに音を生み出す
創造の賜物である楽譜、いい音楽の勉強が出来ていることを楽譜からエネルギーを感じた
 
毎日自分に問いかけ、世界に、日本に問う
これからのクラシック音楽 声楽芸術は一体どこへ向かうのか...
カサロヴァは昨年ぽつっとつぶやいた、『もう本当のプリマは、いない。私は黄金時代の歌手と舞台に立てたこと、経験できたことがよかった。今の若い音楽家は、生で触れることができない。』
なぜ彼女が今必要であるか... 彼女しかない感性と感覚、今の若い音楽家にもビビッとくるものがあると信じている。いつも言葉を選び、これがベスト...と思い、発する言葉。
彼女が言った言葉の中で、若いうちは舞台から生まれる音に感動し、また次に生まれる喜びがやって来るけれど、いつの間にか長い期間を経て、その感動も薄れていく...
いつもフレッシュにい続けることは簡単ではない。
若い音楽家はNoと言うのが恐い...なぜなら仕事を失うかもしれないから。でもその仕事をやって、一生喉をダメにするならば、その仕事は断るべき。
 
音楽を教えるものも、そして音楽を習うものも、同じことが言える。
まぁこのへんで、きっと....
忖度や顔色ばかり伺っていると、本質的なことからずれて、結局のところ堂々巡りになります
 
 
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