2024/6/18
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先生の器 |
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よくご相談を受けるのが、圧倒的に以下のようなことで、生徒さんたちは悩んでいます。
ある一定の技術が育つまでは、何人にも習うと技術がつかない....そんな意見も確かにございますが、 この情報社会の中で、新い先生を探す時、何かを比べて、先生選びをすると思います。その先生のお人柄が素晴らしいのは兎も角、何を専門にして教えていらっしゃるのか、何をポリシーとして教えていらっしゃるのか、その先生の元で、どんなことを学びたいのか、色々と目的はあるでしょう。声楽の場合、あらゆる面から基礎を積み上げていかなければならないので、たった一人の先生で成立することは非常に難しく、ある段階にきたら、新しい先生の元へ行くことは、決して悪いことではありません。もし他の先生へ師事することや、受けたいコンクールさえも反対する方がいらっしゃるとするならば、どうか勇気を持って、先生を変えましょう。あなたの先生が、就職先を斡旋することはありませんし、あなたの人生を全てコントロールするのは、エゴとしか言いようがありません。 そして素晴らしい器の先生は、あなたから旅立つことをポジティブに捉えます。または、自分ではこれ以上次の段階を教えることが難しいと判断した場合は、信頼できる先生を自ら紹介することもあるでしょう。 先生と弟子の関係、、、これから世の中が移り変わっても、お互いを尊重し合い、お互いに成長し合える関係であり続けられるように、心から願っています。 |
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