2021/6/16

文化が新しい翼を得るとき

 
第1回バーゼル国際声楽コンクールが終了し、Edit女史がコンクールの感想をBlogへ発表いたしました。
 
文化が新しい翼を得るとき
パンデミックの逆境にある音楽
 
今日、音楽家は決して明るい状況ではありません。劇場やコンサートホールは空っぽです。そのため、自分を磨くため練習する上でのモチベーションはごくわずかです。
目的がなくなると、公演中に感じた高揚感や感動は、ますます薄れます。
 
今年初めて開催されたこのイベントは、ユニークなものでした。
Der internationale Online Gesangswettbewerb Basel
https://www.klassikwettbewerbbasel.info
 
発起人であり、コンクールのオーガナイザーは、日本出身の河村典子です。
指揮者の準メルクル氏の推薦により、2015年から2019年、ヨーロッパで研鑽しました。2018年にSupraleitung MethodeをEdit Siegfried-Szabo女史の元で、専門教育を受け、帰国をきっかけに一般社団法人Supraleitung Methode Japanを設立しました。
 
バーゼル国際声楽コンクールは、オンラインで開催しました。パンデミックきっかきに提案したアイディアは、練習する刺激を歌手に与えることにより、歌手にある種のプラットフォームを開きました。約150名近くの素晴らしいアマチュアから学生、プロの歌手まで、多数国からコンクールへ参加しました。歌手のレベルは印象的で、多彩な作品や歌手の個性が際立ちました。付録では、各部門の受賞者を見て、受賞者の演奏を聞くことができます。
 
審査委員特別賞は、ドイツ出身のCarolina Lopez Moreno,Roman-Ruslan Soltys,日本出身のSawako Kayakiさんです。最高位のピアニストには、Leonid Maxmov賞が贈られ、ピアニストのHibiki Sodaが受賞しました。
Supraleitung Metohode賞は、各部門から14名の歌手へ授与しました。
 
パンデミックの時代の中で、世界は再び文化を渇望しています。
心は再び希望へ向けて駆り立てられ、旋律は心を温めます。
芸術家は再び新しい可能性を見つけ、彼らの技量を発揮することができました。
このコンクールは、真のハイライトであったので、来年も開催することを河村典子は決断しました。
 
今年の夏に向けて、河村典子は有名な講師による、オンラインマスターコース をオーガナイズしています。審査委員の一員として、さらにマスタークラスの講師として参加できることを嬉しく思います。私が開発したSupraleitung Methodeの助けによって、歌手が自身の演奏をより楽しみ、聞き手を魅了することができるように、歌手其々の個性をサポートします。
 
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